重症児デイサービス「ひろがり」とは？

「ひろがり」は、重度の障がいを抱える子どもたちとその家族を支援するデイサービスです。私たちは子どもたちとその家族、関係者、他の支援者と協力して、子育ての基盤を築くお手伝いをしています。重度の障害を持つ子どもたちが豊かな生活を送るために、他の支援者と連携し、さまざまなサポートを提供しています。私たちは「楽しむ力」「ふれあう力」「食べる力」を育てることに重点を置き、皆がお互いに成長し、ひろがっていくことを願って活動しています。

「静的弛緩誘導法」と「ふれあい体操」の関係性

「静的弛緩誘導法」は、教育現場で開発された障害の重い子どもに対する成長・発達の援助法。その目的は、全人的教育の基盤を創ることです。人間の初期段階の発達過程を意識的に学習として学び直すことで、自らの生命力を高め､人や環境とかかわっていくための､子どもへの援助方法を学びます｡

そうした「静的弛緩誘導法」の考え方と進め方をもとにつくられたのが、「ふれあい体操」です。教育、子育ての基盤を培えるように、 歌に合わせて楽しく繰り返し行うことができます。反復することで、自分の心身の状態をよくわかり、環境とやりとしながら、周りに対応して生きていく力を育んでいくための土台を培うことができます。身体の構造をとらえふれあいながら、本人の認識に働きかけましょう。